目次

 

Ⅰ─自民党の立ち往生

 裏金問題の根は深い

 整っている公的な支援

 岸田首相の姿勢に不安感

 宮沢首相の哲学に学ぶ

 首相は〝時務〟を果たせ

 憲法の恣意的解釈による一党支配

 省庁再編による政治の劣化

 常軌を逸した世襲政治

Ⅱ─時代が求める優れた指導者

 指導者の劣化

 強力な日本の首相権限

Ⅲ─中選挙区連記制の提唱

 一瞬にして決まった現行制度

 現行衆議院選挙制度の欠陥

 中選挙区連記制の提案

Ⅳ─日本政治への論跡 二〇一九―二三年

 ◎今も生きる新党さきがけの五つの理念―争点なき参院選だからこそ、あらためて吟味してみたい各党の政治理念(二〇一九年〇七月一二日)

 ◎福島原発事故、東電よりも罪が重い原子力行政―東電旧経営陣無罪判決を見て感じた裁判が焦点を当てきれていない論点(二〇一九年〇九月二六日)

 ◎自民が城で公明は石垣。連立二〇年で一蓮托生に―小選挙区と自公連立で激変した自民の選挙構造。この関係を公明はどういかすか(二〇一九年一〇月一三日)

 ◎現代版「醍醐の花見」の節度なき招待者八〇〇人―歴代最長の安倍政権は文書の破棄に逃げず、「桜を見る会」の問題点を徹底検証すべし(二〇一九年一一月二一日)

 ◎中村哲医師は正しかった。衝撃の米国アフガン記録―「自衛隊派遣は、当地の事情を考えると有害無益です」と断言した姿に感動した日(二〇一九年一二月一九日)

 ◎検察人事に待った! 奇怪な黒川東京高検検事長の定年延長―政権に都合のいい恣意的な人事・法解釈がまかり通るようだと国家社会は成り立たない(二〇二〇年〇二月一九日)

 ◎森友学園事件で首相には〝忖度させた責任〟がある―〝文春砲〟で再燃した森友事件を世論は決して忘れていない(二〇二〇年〇三月二八日)

 ◎黒川氏を巡る検察人事の不始末で世論は政権から離反―膨れあがったツイッターへの批判的投稿。メディアの世論調査でも支持率が下落(二〇二〇年〇五月二五日)

 ◎コロナの時代にこそ政治家は自らの哲学と構想を語れ―「ポスト安倍」を担う自民党の総裁候補に求められること(二〇二〇年〇七月一七日)

 ◎社会党(社民党)よ、ご苦労さま 七五年の歴史を経て消滅の危機―保守政治の暴走を防ぐために政治の一画に社会党的絶対平和主義者の存在も必要だ(二〇二〇年一一月二七日)

 ◎〝会食政治〟はポスト・コロナで終わる?! 首相長男の接待問題は政権の致命傷(二〇二一年〇三月〇三日)

 ◎ワクチン外国依存の屈辱 新型コロナで露呈した日本の劣化―「世界から必要とされる国」を目指して(二〇二一年〇五月二七日)

 ◎岸田首相が宏池会の大先輩に学ぶこと 政治家として真価が問われる二〇二二年―同郷の池田勇人、宮沢喜一が率いた宏池会と二人が尊敬した石橋湛山の思想・政策を範に(二〇二二年〇一月〇二日

 ◎安倍元首相への歴史の審判は? 大隈重信・板垣退助の葬儀とその歴史的評価―政治家の真の評価は「さりげなく」、「いつか静かに下される」(二〇二二年一〇月〇四日)

 ◎「反撃能力」の保持に条件あり! 防衛費増はまず行革から―専守防衛の範囲内である反撃能力への国内外の理解を深めるために必要なこと(二〇二二年一二月一五日)

 ◎岸田首相は「聞く力」より「応える力」を! 施政方針演説を聞いて―維新や終戦といった転換点にも匹敵する歴史の転換点に必要な政治とは(二〇二三年〇一月二七日)

 ◎岸田首相は長期の「経済計画」の策定を! 場当たりの政策転換が経済の劣化を招いた(二〇二三年〇三月〇二日)